≡☆ 武蔵丘陵森林公園のサクラソウ ☆≡
2024/04/29

さいたま市の「 市の花 」でもあるサクラソウは埼玉県の「 県の花 」でもあるの。武蔵丘陵森林公園にある都市緑化植物園第二苗圃では260品種程のサクラソウが育成・保存されていて、開花時期には一般公開されるの。見頃の時期は4月下旬〜5月初旬と案内されていたので、連休初日に訪ねてみたの。

サクラソウ

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展示棟前のさくらそう花壇では公園が保有する261品種と野生品種7系統が令和5年(2023)にナショナルコレクション認定制度に登録されたことが案内されていましたが、ナショナルコレクション認定制度とは、公益社団法人・日本植物園協会が行う植物コレクションの認定・保全の制度で「 野生種、栽培種に関わらず、日本で栽培されている文化財、遺伝資源として貴重な植物を守り後世に伝えていく 」ことを目的にしているのだとか。嘗ては荒川流域のあちらこちらで見られたと云うサクラソウも、規模の大きいものとしては今ではさいたま市桜区にある田島ヶ原の自生地のみになってしまい、サクラソウ自体が準絶滅危惧種に指定されているの。人の手に依りその生息域を奪われてしまったサクラソウは、同じく人の手で守ってあげないことには種の存続が果たせないの。彼女達に過酷な運命を強いてしまった側にいるξ^_^ξが偉そうなことは云えないのですが、佐渡の朱鷺のように、いつか新たな自生地を得て未来に繋げていって欲しいものね。

江戸時代中頃(1716-1736)に野生種を交配させて変わり種をつくりだすことが始まり、実生花として初めて生みだされたのが左掲の「 南京小桜 」で、現存する最古の品種だそうよ。苗圃内ではサクラソウの人気投票の結果が発表されていましたが、一位に輝いた品種は2019年が「 北斗星 」、2022年は「 千鳥遊( ちどりあそび )、2023年は「 墨田の花火 」だそうよ。園芸品種のルーツとも呼ぶべき「 南京小桜 」は常に上位5位以内にランクインしているのは流石ね。圃場では数多くの品種がそれこそ百花繚乱で観る者を魅了しますが、あなたもお出掛けの際にはお気に入りのサクラソウを見つけて下さいね。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥

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どこにもいけないわ