≡☆ 吾妻山公園の菜の花 ☆≡
2020/02/09

菜の花と云えば春先に咲く花のイメージですが、ここ二宮町にある吾妻山公園では早咲きの菜の花が植えられていて、1月中旬から2月中旬頃に掛けて見頃を迎えるの。山頂にある芝生広場では、雪化粧をした富士山を背にして黄色い菜の花畑が広がり、視線を転ずれば雄大な相模湾が陽光を燦めかせていたの。

吾妻山公園

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御覧頂くとお分かりのように、登山時には浅間神社に、下山時には吾妻神社に立ち寄ってみたの。参考までに、境内に掲示されていた由緒書きを転載しておきますね。尚、弟橘媛の入水伝説が気になる方は 三浦半島・観音崎 の走水神社の項を御参照下さいね。CM でした(笑)。

〔 浅間神社 〕 祭神は木花咲耶媛(このはなさくやひめ)、二宮町上町地区の祭神で、土地の人には浅間さんとして親しまれ、本社は富士浅間神社です。木花咲耶媛はその名の通り、咲く花の匂うような美女で、良縁を得られたので縁結びの神さまとして信仰されています。今から凡そ800年の昔、源頼朝が富士の巻狩りを催したとき、曾我兄弟は父の仇、工藤祐経を討ち取りました。このとき、姉の二宮の花月尼は、その成功を富士浅間神社に祈りました。後、花月尼は大願成就に感謝の意を込めて、自分の住まいの前のこの山上に、浅間神社を祀ったと云われています。この度、社殿老朽化に伴い新築、内宮は大修理を施し、装いも新たになりました。尚、修復した内宮(一部の彫り物も含む)は1700年後期寛政の頃の作と云われています。
付記 修復されし内宮の各部 1.柱 2.象鼻 3.側面蟇股 4.左海老虹梁 以上
平成19年(2007)3月吉日 二宮町二宮・上町町内会

〔 吾妻神社 〕  吾妻神社は梅沢の氏神で、その創建は第12代景行天皇の朝に始まると云う。弟橘媛命を祭神とし、日本武尊を配祀する。日本武尊は景行天皇の第三皇子であり、天皇に背く部族を征伐するため東北に趣く途中、三浦半島走水から海路上総に渡るとき、暴風突如に起こり、命は夫に代わり海神の怒りを鎮めるため、夫の武運を祈り、別れに臨んで往事を回想され、「さねさし相武の小野に燃ゆる火の ほなかに立ちて問ひし君はも」と、懐中に身を投じた。すると忽ち海は穏やかになったと云う。その七日後に命の御櫛が海辺に流れ着き、埋めて御陵を造り、この地を埋沢と云い、神社前下一帯を梅沢と云う。この海岸に命の小袖が磯辺に漂い、これを山頂に祀ったことから袖ケ浦海岸と呼んでいる。また、日本武尊は東北戦が終わり、帰路相模の国から足柄を通り甲斐に出る途中、峠で遙か東方の海を眺め、「ああ吾が妻」と嘆かれたと云う。弟橘媛命の御神像は木彫りの千手観音で、既に千数百年星霜を経過し、御神像は現在梅沢山等覚院に安置されている。吾妻神社は「縁結びの神」として知られ、例祭日は 例大祭 1月第3日曜日 例祭 8月15日

CoffeeBreak 二宮町PRキャラクター「ニーノとミーヤ」による二宮町PRオリジナルムービーを見つけたの。
可愛らしくて、とっても素敵な仕上がりよ。是非、御覧になってみて下さいね。
菜の花畑のニーノ Copyright by 東京ハイジ / 二宮町

御案内が前後してしまい恐縮ですが、吾妻山山頂への登り口は役場口・梅沢口・中里口の三ヶ所があるの。 二宮町HP には、JR二宮駅からそれぞれの登り口までの道案内が写真付きで懇切丁寧に掲載されていますので、お出掛け前に見ておけば絶対迷子にはならないと思うわ。ξ^_^ξとしてはスイセンも見ることが出来る正攻法の役場口ルートがお薦めなのですが、同HPでは、300段の階段があることから体力的に自信のない方には緩やかなアプローチが出来る梅沢口や中里口を勧めているの。But 下山時にしか歩いていませんが、梅沢口も決して楽ではなかったわよ。傾斜もあり、丸太で造られた階段なのであちらこちらで壊れていたり、石がゴロゴロしていたりして歩きにくいの。山歩きに慣れた方ならまだしも、普通の方には一時を我慢すれば済む役場口からのアプローチの方が良さそうよ。残念ながら中里口からのアプローチは未体験ですので委細不詳なの。ごめんなさいね。



















吾妻山公園 吾妻山の標高は僅か136m程しかないのに、周囲に視界を遮るものが何も無いので、山頂にある芝生広場からは大パノラマが楽しめるの。最初に300段の階段を登らされたこともあり、体感的には標高1,360mの高山を登ったような気分にさせてくれるの。遠くに雪化粧した富士山と、眼下に広がる雄大な相模湾、そして足許を埋める黄色い菜の花の絨毯。三位一体だからこその景観で、どれか一つでも欠けてしまってはいけないの。好天に恵まれて蒼空の下で観覧することが出来ましたが、あなたも是非一度季を捉えてお出掛けになってみて下さいね。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥

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どこにもいけないわ