≡☆ 薬師池公園の梅 ☆≡
2025/03/07

都市化の波が押し寄せる中で薬師池を中心にして周辺には雑木林が広がり、武蔵野の面影を今に残す薬師池公園は東京都の指定名勝にもなっているの。その薬師池の畔には250本ほどの梅の木が植えられていて、開花期には梅まつりも開催されるの。梅の花が見頃となるのを待って訪ねてみましたので紹介しますね。

梅まつり

ごめんなさい。この動画を再生するには、VIDEOタグをサポートしたブラウザが必要なの。
再生出来ない場合には、御利用のブラウザを最新版に更新するなどしてお試し下さいね。

〔 福王寺旧園地( 薬師池公園 )〕
東京都指定名勝 指定:平成10年(1998)3月13日 所在地:町田市野津田町3424番地ほか
薬師池公園のある野津田村は、古い記録によると野蔦とも書き、戦国時代には北条氏照の支配領域であったことが知られている。高野山真言宗華厳院は、天平年間(729-749)行基の開基と云われる寺院であり、室町時代末には荒廃していたのを元亀4年(1576)僧・興満が暖沢( ぬくざわ )に再興し福王寺薬師堂と称した。現在野津田薬師と云われている薬師堂は、福王寺薬師堂のことで明治16年(1883)の再建である。薬師池は野津田薬師の畔の池の意味であり、江戸時代には福王寺溜井と云われていた。薬師堂周辺のクヌギやコナラの雑木林は古くから郷土の誇りとなる原風景として親しまれており、都市開発が進んだ現在も武蔵野の雑木林の面影を良く残している。また、毎年地域住民の協力で炭焼きも行われており、薪炭林としての機能も認められる数少ない二次林の一つとして重要であり、郷土景観として名勝に相応しい地域である。庭園や公園のような人文的名勝ではなく、二次的自然景観の価値を文化財として評価された最初の自然地理的名勝である。平成11年(1999)3月31日 東京都教育委員会

公園には梅林内にある旧永井家住宅や、同じく園内に移築復元された旧荻野家住宅などの建物があり、公園西側の斜面を登った先には名称の由来になっている福王寺薬師堂があるの。現地案内板の説明を引いておきましたのでお出掛けの際には足を向けてみて下さいね。併せて、公園内で見かけた「 町田の民話と伝承 」のお話も二話ほど収録してありますので、右掲のリンクを御参照下さいね。 旧永井家住宅 ¤ 旧荻野家住宅 ¤ 薬師如来坐像 ¤ 薬師池の大蛇 ¤ 禅寺丸の木

寒さもようやく和らぎを見せ始めた早春の一日、ここ薬師池の畔で見頃を迎えた梅の芳香に包まれながらのんびりとしていると、ふと目にした薬師池の大蛇( おろち )伝説につられてお話の続きを想像していたりするの。公園の周囲は宅地開発の波が押し寄せてきていますが、斜面を覆う雑木林に囲まれてあることからここだけは別世界にあり、まさに都会のオアシスと云ったところね。梅の木にしても紅梅が比較的多く、他の木々の植栽と併せて手入れも行き届いていることから絵になる景観が広がっていたの。訪れる人も左程多くはなくてゆっくり観賞できるのでお薦めよ。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥

御感想や記載内容の誤りなど、お気付きの点がありましたら
webmaster@myluxurynight.comまで御連絡下さいね。






どこにもいけないわ