江東区亀戸にある亀戸天神は梅の名所として知られますが、藤もまた古くから知られた名所になっていたの。江戸時代の絵師・歌川広重も『名所江戸百景』の中で「亀戸天神境内」を描いているのですが、そこにも藤が描き込まれるなど、境内に咲く藤は「亀戸の藤」と呼ばれて多くの参詣客を集めていたみたいね。
ここでは撮りためてきたものをスライドに纏めてみましたので御笑覧下さいね。尚、 亀戸天神界隈のお散歩 では、境内に建つ石碑などを含めて、亀戸天神のことを詳しく御案内していますので、宜しければお立ち寄り下さいね。CM でした(笑)。
江戸時代から藤の名所として知られた亀戸天神の藤ですが、現在は15棚100株あると云う境内の藤も、実は戦後に植え直されたもので、悲しいことに戦前からの藤は戦災で全て焼失してしまったの。亀戸天神の近くに軍需工場があり、爆撃で辺り一面焼け野原にされてしまったのだとか。各地にある藤の名所では樹齢数百年の大藤云々と喧伝されますが、そんな理由から、亀戸天神には訪ね来る人を圧倒するような大藤はありませんが、それでもこの景観よ。そこには亀戸天神の神職の方をはじめ、藤の名所を再びこの地に甦らせるべく奮闘してきた地元の方々の努力と丹精があればこそね。藤もまた繊細な生き物ですが、どうか来年もξ^_^ξ達の目を楽しませてくれるようにと願わずにはいられないわね。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥
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