北区王子にある音無親水公園では、桜の開花に合わせて夜桜のライトアップが行われると云うので出掛けてみたの。
ここでは、撮りためてきたものをスライドに纏めてみましたので御笑覧下さいね。因みに、歩いた順路としては、JR王子駅から親水公園の西側をめぐり歩き、一度音無橋の上に出て、再び公園に下りて来て今度は東側からの景観を観賞しながら王子駅に戻る形にしていますので、御覧頂く際の参考にして下さいね。
〔 音無親水公園 〕 音無川のこの辺りは、 古くから名所として知られていました。 江戸時代の天保7年(1836)に完成した【江戸名所図会】や、 嘉永5年(1852)の近吾堂板江戸切絵図、また、安藤広重による錦絵など、多くの資料に弁天の滝、不動の滝、石堰から落ちる王子の大滝などが見られ、広く親しまれていたことが分かります。【江戸名所花暦】【遊歴雑記】などには、一歩毎に眺めが変わり、投網や釣りも出来れば泳ぐことも出来る、夕焼けが一際見事で、川の水で点てた茶は美味しいと書かれており、江戸幕府による地誌【新編武蔵風土記稿】には、この辺りの高台からの眺めについて、飛鳥山が手にとるように見え、眼の下には音無川が勢いよく流れ、石堰にあたる水の音が響き、谷間の樹木は見事で、実に優れていると記されています。こうした恵まれた自然条件を今に再生し、後世に伝えることを願って、昭和63年(1988)、北区はこの音無親水公園を整備しました。昭和63年(1988)3月 東京都北区
たきつせの 絶ぬ流れの末遠く すむ水きよし 夕日さす影 〔 飛鳥山十二景の内、滝野川夕照より 〕
石神井公園(練馬区)にある石神井池を水源とする石神井川も、北区に入る辺りから音無川と名を変え、音無橋の手前で暗渠となると飛鳥山の地下を潜り抜け、やがて隅田川に注ぎ込み、その役目を終えるの。公園はその音無川の流路変更に併せて水路跡を整備したもので、「日本の都市公園百選」の一つにも選ばれているの。桜の花びらがちらほらと風に舞うこの時期、ライトアップを受けて、水路跡には水の流れが再現され、薄紫に照らし出された桜の木が川縁に浮かび上がるの。桜の開花時期にのみ目にすることができる幻想空間。あなたも是非一度追体験してみて下さいね。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥
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