以前、嵐山町を訪ねた際に立ち寄った嵐山史跡の博物館の栞には「菅谷館跡のヤマユリ・7月」の案内と共に、みごとに花を咲かせたヤマユリの写真が添えられていたの。帰宅後に改めて同館のHPを覗いてみたところ、一株に幾つもの花を咲かせるヤマユリが多くあることが記されていたの。それはゼッタイ見なくちゃ!と思いながらも、天候に恵まれなかったり、思うように休みが取れずに機会を逃していたりしたの。それが、今回幸運にも開花時期に合わせて出掛けることが出来たので紹介しますね。
ここではξ^_^ξが撮りためてきたものをスライドに纏めてみましたので御笑覧下さいね。
残念ながらその香りまではお届けすることが出来ませんが、
「里山の宝石」とも呼ばれるヤマユリの艶姿をたっぷりとご堪能下さいね。
ξ^_^ξはこの菅谷館跡に咲くヤマユリを知る前までは、テッポウユリなどの園芸品種とは違い、一株には一輪しか咲かないものとばかり思っていたの。それと云うのも、多くの花を咲かせるヤマユリを今まで見たことがなかったの。ヤマユリは発芽したからと云って直ぐに開花する訳ではなくて、開花するまでには更に数年を要するそうなの。加えて、多くの花をつけるようになるにはそれなりの年月を経なければならないのだとか。桃栗三年柿八年と云われますが、一株に10個20個と、多くの花を付けたヤマユリはその比では無さそうね。花数の多さはそのヤマユリが経てきた年月の証しと云うわけ。残念ながら、一年毎にどの位花数が増えるものなのかは分からないけど。
ここからは武蔵嵐山駅から菅谷館跡までのアクセスに関しての戯れ言よ。
暇潰しにでもお読み下さいね(笑)。
ξ^_^ξはバスへの乗車を諦めて菅谷館跡までを歩くことにしましたが、距離にすると1.1km程の道のりで、ξ^_^ξのノンビリとした足どりでも20分程の所要時間でした。と云うことで、ダラダラと書いてしまいましたが、ξ^_^ξ一押しのアプローチは歩くことよ。参考までに、武蔵嵐山駅の西口ロータリーで見掛けた嵐山町観光案内図を載せておきますね。御覧になりたい方は こちら よ。ヤマユリを観賞した後にでも、気になったところへぶらりと足を延ばしてみては。CMですが、主要な見処を見て廻ったときの散策記を 嵐山町のお散歩 に纏めていますので、宜しければ御笑覧下さいね。
嘗てはあちらこちらで普通に見ることが出来たヤマユリも、今では限られた自生地のみでしかお目にかかれないの。聞いたところでは、そこにヤマユリの株があるとは気づかずに、他の雑草と一緒に刈り取られることもあり、多くの花を付けるヤマユリを見ることが出来るのは自生地と雖も珍しいことだそうよ。それはひとえに菅谷館跡の歴史的価値が故に、安易に人手が加えられずに今日まで来たことね。たまたま風に運ばれてこの地に至り来た一粒の種が芽吹いて開花し、偶然にも虫たちの力添えを得て受粉にも成功し、無事に子孫を残すことも出来、現在目にすることが出来る群落がつくられていったのかも知れないわね。それはまさに偶然の積み重ねであり、奇跡とも呼ぶべき世界のお話しね。願わくは、ヤマユリに優しいこの環境が、いつまでも守られ続けていって欲しいものね。ヤマユリに優しい環境は、人間にも優しい環境のハズだもの。それでは、あなたの旅も素敵でありますように ‥‥‥
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