≡☆ 照姫まつり ☆≡
2016/05/29

照姫まつりの会場は都立石神井公園内にある石神井池が中心で、野外ステージでは区内各種団体によるパフォーマンスが披露されるのですが、最大の見どころはやはり照姫行列の出陣式ね。行列の出発に先立ち、ステージ上では照姫伝説をドラマ化した演舞が繰り広げられるの。舞台での出陣式を終えた一行は石神井公園駅までを練り歩きますが、その様子も一部ですが収めてきましたのでお楽しみ下さいね。尚、掲載する画像は一部を除いて幾れも拡大表示が可能ですので、気になる画像がありましたらクリックしてみて下さいね。

第29回照姫まつり

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今回の照姫まつりでは、NHKの大河ドラマ「真田丸」に因み、長野県上田市から赤備えの甲冑に身を包んだ上田城甲冑隊が応援に駆け付け、お祭りに彩りを添えていたの。練馬区は上田市の武石に区立武石少年自然の家・ベルデ武石を昭和55年(1980)に開設したのを機に、上田市とは友好都市として交流を続けているのだとか。そんな背景もあって交流事業の一環として今回の照姫まつりへの参加となったみたいね。併せて駅前会場では信州上田真田陣太鼓保存会の方々による演舞も行われたの。勿論、衣装も鎧に身を固めた戦国武将の出で立ちよ。東京にいながらにして豪快な真田陣太鼓が聞けちゃうなんて、ラッキーでしたね。
上田城甲冑隊
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♥ 照姫行列出陣式 ♥ 演舞の模様をスライドに纏めてみましたので御笑覧下さいね。

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戦乱の世にありながら、豊島泰経は家臣達に見守られながらも奥方や娘の照姫らと共に穏やかに暮らしていたの。
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そんな泰経の元に、あの太田道灌がこの石神井城に攻め込んでくると云う知らせが飛び込んで来たの。「 何!道灌の軍勢が我が方に向かっておると申すか」。いつかは刃を交えねばならぬとは思ってはいたのですが、事態は急を告げていたの。果たして泰経は道灌の軍勢と交戦状態となるのですが、結局は太田道灌の軍勢に敗れてしまうの。その間の舞台進行を動画に収めて来ましたのでお楽しみ下さいね。But グリコのオマケ・モードですので、画質は期待しないで下さいね。
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武勇を以て知られた豊島泰経の軍勢も、圧倒的な太田道灌の軍勢を前にして敗れてしまうの。命運が尽きたことを悟った泰経は家臣達の今までの労をねぎらうと、「口惜しきかな、我が豊島家の命運も既に尽きたり。しからば我が身を龍に変じて石神井池が守護神とならむ」とばかりに、自ら三宝寺池に飛び込み、その命を絶ったの。奥方と娘の照姫もまた、その後を追うようにして入水し果てたと云われ、池底に沈みいった三人の魂は、やがて大きな龍に姿を変えると天に昇っていったと伝えられているの。そうして、三人の魂が龍となって天に昇っていったところで物語は THE END なの。最後に、オールキャストで和やかに記念撮影よ(笑)。

上田城甲冑隊 上田城甲冑隊 豊島泰明(泰経の弟)

演舞を見終えて野外ステージを離れようと歩き出すと上田城甲冑隊の方々がいらっしゃったの。午後からの照姫行列を控えてしばしのリラックス・タイムだったみたいね。写真撮影をお願いすると快諾して下さったの。そうして撮らせて頂いたのが左側の二枚ですが、前列右手に写る方がリーダー格の方のようね。But レンズを向ける前までは鎧姿に身を包んでいることから当然男性の方だと思って声を掛けたのですが、何と女性の方だったの。更に加えて、御覧頂くとお分かりのように、写真には4名の方々が写りますが、その内の3名が女性で、男性の方は一人だけだったの。これにはちょっとびっくり。メンバーの方は他にもいらしたハズですが、この場には居合わせていらっしゃらなかったの。休憩時間と云うことで、女同士、積もる話に花を咲かせていたのかも知れないわね(笑)。

替わって右端は鎧兜に身を固めた姿が余りにも戦国武将然(笑)としていたので、許可を頂いて撮影したものよ。刀を抜いたポーズも決まってるわよね。それ以上に、にらみの利いた表情が絵になっているわね。ステージでは戦陣で陣頭指揮を執る豊島泰明(泰経の弟)の役を演じられていましたが、プロの方なのかしら?

♥ 照姫行列 ♥

そして愈々お待ちかねの照姫行列のスタートよ。先陣を切って登場したのは玉持ちと龍神ですが、頂いてきたパンフに依ると、石神井城落城の際に三宝寺池に入水して果てた豊島泰経と奥方、そして照姫の三人の魂は龍に姿を変えて天に昇って行きましたが、遙かなる時を経て、深い眠りから目覚めた龍神が、照姫まつりの行列を先導すると云う演出になっているの。行列はこの後、豊島泰経・奥方・照姫の三人それぞれに武者をはじめとした供の者が供奉する形で進むの。その模様を幾つか収めて来ましたのでお楽しみ下さいね。と云っても、定点撮影だけど(笑)。 玉持ち&龍神

舞楽者 女武者 重臣

照姫   警護武者

照姫

シャッター・チャンスを逃してしまい、照姫の姉、妹のお二人を撮影することが出来なかったので、写真に写る方が姉としてなのか、それとも妹役として行列に加わっていたのかは分からないのですが、照姫に姉と妹がいることをξ^_^ξはこのとき初めて知ったの。と云うのも、巷に流布している照姫伝説では姉妹がいたとも、いなかったとも語られてはいないの。この照姫行列を機に新たな照姫伝説が創られてゆくのかも知れないわね(笑)。 照姫の妹?

女武者&警護武者 豊島泰明&若武者 稚児童姫

そして、石神井城の城主・豊島泰経の登場よ。

豊島泰経

巫女 重臣(志村銀兵衛)

豊島泰経に引き続き、睨みの利いた重臣・志村銀兵衛らに供奉されてやってたのが奥方さまよ。

奥方さま

巫女&花拍子

そして、今回の照姫行列のトリを務めて下さったのが上田城甲冑隊の皆さんよ。

行列を見送り、石神井公園駅へと向かいましたが、駅に到着してみると、特設会場では信州上田真田陣太鼓保存会の方々による和太鼓の演奏が行われていたの。残念ながら、ここでは迫力のある演奏をお届け出来ませんが、最後に素敵な贈り物を頂いたような気分で帰途につくことが出来たの。


石神井川の源流は都立石神井公園内にある三宝寺池だと知り、この目で確かめたくて(笑)訪ねた時にたまたま手にしたのが照姫まつりのパンフレットだったの。正直に云うと、最初は余り期待してなくて、地産品を売る仮設店舗や模擬店などがたくさん出店するみたいだし、イベントも行われるので面白そうだから出掛けてみようかしら−程度でいたの。ところが、いざ出掛けてみれば、野外ステージでの信州上田真田甲冑隊や照姫行列出陣式の演舞を見て半端じゃないことを知り、照姫行列は是が非でも見なくちゃいけないわね−と覚悟を決めたの(笑)。照姫まつりは年一回の開催なので観覧のチャンスは限られてしまいますが、時代装束を身に纏った総勢100名もの人達が、街中を練り歩くのは圧巻よ。皆さんも、是非一度、お出掛けになってみて下さいね。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥

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