≡☆ 蓮池を埋め尽くす行田蓮 ☆≡
2023/07/16

埼玉県の行田市にある 古代蓮の里 では、全部を合わせると18,000m²はあろうかと云う蓮池に、42種約120,000株もの蓮が植えられているの。中でも古代蓮池を中心に数多く植えられているのが行田蓮( 古代蓮 )で、開花時期を迎えると競い合うようにしてピンク色の花を咲かせ、広い園内を彩るの。

古代蓮の里

ごめんなさい。この動画を再生するには、VIDEOタグをサポートしたブラウザが必要なの。
再生出来ない場合には、御利用のブラウザを最新版に更新するなどしてお試し下さいね。

〔 行田蓮( 古代蓮 )〕行田市は、昭和46年(1971)、小針地内に公共施設を建設するため、造成工事を行いました。昭和48年(1973)、池の水面に多くの丸い葉が浮いていることに気がつき、調べてみると蓮の葉であることが分かりました。地中深く眠っていた行田蓮の実が、この工事によって掘り起こされ、その後、自然発芽したものと思われますが、本市のように多くの蓮の実が出土し、自然発芽して一斉に開花したことは、過去に例がなく、全国的にも極めて珍しいことと云われています。これを、埼玉大学名誉教授で植物学の権威である江森貫一氏( 故人 )が調査を行い、当時古代蓮として知られていた大賀蓮の例を参考に、2,500年から3,000年前のものと推定されました。その後、蓮の研究家である神奈川歯科大学の豊田清修教授が昭和49年(1974)から昭和50年(1975)にかけて、古代蓮について調査研究した結果、この蓮はかなり原始的なものであることが判明しました。更に、この蓮の実とその周辺の出土木片の年代測定をしたところ、1,390年±65年前のものであると云う結果が得られました。これらのことを考え合わせると、この古代蓮は、概ね1,400年から3,000年前のものと推定されます。古代蓮の花は、6月中旬から8月上旬が見頃です。行田市

水生植物園には行田蓮の他に、アメリカ黄蓮と交配させて作られた甲斐姫と云う品種の蓮の花も見ることができるの。黄紅の優しい色合いで、可愛らしい花よ。株数は多くはないので見落とさないようにして下さいね。



























蓮 蓮の花の寿命は非常に短くて、開花初日から僅か三日目にして全ての花弁を散らせてしまうのだとか。加えて、蓮の花は早朝に咲き始め、僅か数時間で満開を迎えると、昼前には花弁を閉じて蕾の状態に戻ってしまうとのこと。と云われても、夜明け前に現地到着なんて出来ないわよ、蓮の花の観賞は無理かも−と思いつつ現地に向かいましたが、10時過ぎの到着にも関わらず、多くの花が花弁を閉じきらずに開いていてくれたの。花弁を最大に開いてくれたときの景観は知る由もありませんが、それでも充分に楽しむことができたの。遠い昔、この辺りは蓮が繁茂するような湿地帯だったとも聞きましたが、季節になると蓮がピンク色の花を咲かせ、桃源郷のような景観をみせていたのかも知れないわね。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥

御感想や記載内容の誤りなど、お気付きの点がありましたら
webmaster@myluxurynight.comまで御連絡下さいね。






どこにもいけないわ